修士課程 1年次生
私は子どもの心理面を支援する心理専門職になりたくて、公認心理師と臨床心理士、両方の資格取得をめざして神戸親和女子大学で4年間、心理学を学んできました。高校時代から関心があった心理学を初めて専門的に学ぶということで、1年次からすべての授業に興味を持って臨みました。なかでも3年次での「心理実習」は、自分にとって特に学びの多かった授業でした。学校での授業だけでは学ぶことができない心理職の実態や、求められる知識について学ぶことができました。子どもが抱える心の問題の根源には親との関係が影響していることが多いことをこのときに知り、親子間の支援に携わりたいと思うきっかけにもなりました。
子どもに対する知識や子育ての知識などを得て、子どもとの距離が近い心理職になれるのではないかと考え、幼児教育・保育に関する知識も大学在学中に学びました。心理・教育相談室で現場に近い状態を経験することができ、児童相談所に17年間勤められた経験豊富な教員のもとで学べる、それが大学院進学を考える大きな決め手となりました。被虐待児もしくは機能不全家族で育つ子ども、子育て、虐待再発防止などの支援に携わるために、大学院ではより現場経験を積んでいきたいと考えています。
研究したいテーマは「ひとつの行動に対する捉え方と愛着の関係について」です。大学の卒業論文としてはハードルが高く、断念したので、ぜひ大学院での修士論文としたいと考えています。