文学部 国際文化学科

授業紹介・ゼミ紹介

授業紹介

(紹介している授業は2024年度4月入学生までの情報であり2025年度4月入学生から変更になる場合があります。)

日本語教員関係科目

海外における「日本語教育実習(海外)」などにより実践力のある日本語教員を育成。企業の海外進出や訪日外国人の増加傾向などを背景に高まる、社会のニーズに応えます。

プロジェクトベイストラーニング演習Ⅰ・Ⅱ

人の本質的なニーズを捉え、AIなどの最新技術を利用したWebやサービス開発を企画・立案からプロトタイプの作成まで行います。チームで行うことで課題解決能力を身につける科目です。

ゼミ紹介

日本語・日本文化コース

国際文化専門演習(小山ゼミ)

VUCA*時代の生徒の見本になるような学び続ける教員をめざして自己教育力を育成する。

ゼミでは日本文学や日本語学の成果を生かして、論理的な思考力を育む国語教育を研究します。教科書教材の原典を各自のテーマで読むことで、自力で教材研究を行う力を養います。将来めざしてほしいのはVUCA*時代に生徒の見本となるような学び続けられる教員。すぐ使える知識だけでなく、社会に出てから自分を成長させることができる自己教育力を育成します。

*VUCA(ブーカ):「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の4つの頭文字を取った、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態。

Student's Voice

ボランティア活動を通して、さまざまな人の人生に触れ、自分らしく生きる大切さを実感。

夢は小学校の先生になること。大学の4年間は、子どもたちとキャンプを行うボランティア団体「神戸市ジュニアリーダー」に所属しました。活動を通して、年齢や性別が異なる人々と出会い、誰もが自分の人生を一生懸命に生きていることを実感。私も、自分らしく生きたいと強く思いました。また、小学校と中学校の教育実習を経験した時に、校種は違っても、子どもたちを思って活動することに変わりはなく、それが教員にとって最も大切な気持ちであり、必要な資質であるとわかりました。卒業後は大学院に進学し、自分に足りない点を補い、勉強に励みたいと思います。

国際コミュニケーションコース

国際文化専門演習(藤田ゼミ)

英語圏の文学作品を精読し、読解力と英語力、さらには真の異文化理解力を育む。

英文の精読を通じて、イギリスやアメリカを中心に英語圏の文化(とりわけ文学)について学びます。さまざまな国や地域の現在の社会状況を反映した文学作品を読むことで、その国や地域について知り、理解することにつながります。こうしたことの積み重ねにより、真の「異文化理解」のできる人間を育成します。

Student's Voice

アイルランド留学で英語力を磨き、航空業界に就職する夢を実現できました。

先生との距離が近く、学科の枠を超えてさまざまな授業を履修できる点に惹かれて入学。航空業界に興味があり、1年間の海外長期留学や英語オンリーの授業、ANAエアラインスクールとの提携も神戸親和大学を選んで良かった点です。3年次のアイルランド留学では、最初は自分の英語力に自信が持てず消極的でしたが、勇気を出して話しかけたところ多くの友だちに恵まれました。この経験から、限界を決めずに自分から行動することの大切さを実感。今後も英語力を磨き、お客様から「あなたに対応してもらえてよかった」と思ってもらえるようなグランドスタッフをめざします。

情報コミュニケーションコース

国際文化専門演習(河野ゼミ)

グループワークを通じて、メンバーと協力して問題を解決する共創のアプローチを学ぶ。

情報システムやサービスを使いやすく魅力的なものにするためのデザイン手法「人間中心設計(HCD)」が専門分野です。ゼミ活動の主な内容は「人の行動や体験を分析し、新しい何かをデザインする」こと。人の視点に立って、本質的なニーズを捉えた新しいサービスやアプリケーションを提案します。

Student's Voice

HCDの研究で培った知見を活かして、さまざまなモノ・コトの魅力を向上する仕事をしたい。

3年次から始まるゼミは、HCD(人間中心設計)を研究する河野ゼミを選びました。新たなサービス構築時の設計手法として、ユーザーである「人」を中心に据えて設計するHCDの考え方を修得。具体的には、インタビューやアンケートなどの調査を行い、そこからユーザー像を設定し、試作品を作るステップを学びました。この考え方は、卒業論文で図書館の利用者を増やすために「どうすればもっと図書館に行きたくなるか」「図書館で行える新たな体験には何があるか」を検討する際にも活用できました。HCDの考え方は、社会人になってからも活かしていきたいと思います。